ゴム類の消耗品の中でも、
タイヤ、ワイパーゴムに次いで多いのが、
足回りブーツ類の交換。
今回は破損の早いアウター側のドライブシャフトブーツを交換です。
当店は価格もグンと抑えられる分割式ブーツのみを使用。
大がかりな足回りの分解をしなくて済み、
リスクの多いドライブシャフトの脱着が避けられます。
組み込み後に異音やガタツキが出る事もなく安心。
こちらが今回破損した右アウターのブーツ
蛇腹の谷部分でパックリと二分されています、
内部のグリスがシャフトの遠心力で飛散します。
まずは専用のバンドカッターで取り外します。
取り外したブーツ
まだ内部のグリスもかなり残っており
ブーツが切れて間もないようです。
高速走行をすると直ぐに飛び散ります。
グリスが無くなると結合部のベアリングが摩耗し
異音やガタツキが出ます、重傷は交換となります。
しっかり洗浄し遺物も残らないよう注意
こちらが今回使用する加熱式分割ブーツ。
分割式ブーツはかなり多くのメーカーから発売されていますが
日産ピットワークか日立製の加熱式が非常に優れていると感じます。
取付、接着後にしっかり加熱
そして新しいグリスの注入です。
こちらが完成、作業終了です。
一見、簡単に見えますが交換には要所でコツが入り
失敗すると結合部が離れ、やり直しがきかない事もございます。
十分に設備や知識がある上での作業をお勧めします。
ちなみにこちらが4年前に同じ部品で交換した
左側のアウターブーツ(助手席側)
4年経過ですが、当然グリス漏れや劣化はまったくみられません。
27年やっていると各部品の精度や耐久性をリサーチできるので、
メーカーの好し悪しも判断できます。
やはり海外製品と比べ国内メーカーのクオリティは高い!
そもそもゴム製品全般の耐久性が断然高いようです。